ブータンはどこにある?場所と地図
ブータンは南アジアの内陸国で、北を中国(チベット自治区)、南・東・西をインドに囲まれています。面積は約38,394km²で、九州とほぼ同じ広さです。国土の南側は標高100m前後の亜熱帯の丘陵地帯、北側は7,000m級の山々が連なるヒマラヤ高地で、短い距離の中で気候と景色が大きく変わります。
日本との時差は3時間で、日本が正午のときブータンは午前9時です(ブータン標準時 UTC+6、サマータイムはありません)。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 国名 | ブータン王国(ゾンカ語で「ドゥク・ユル」=雷龍の国) |
| 場所 | 東ヒマラヤ。北は中国(チベット)、南はインド |
| 面積 | 約38,394km² |
| 人口 | 735,553人(2017年国勢調査) |
| 首都 | ティンプー(標高約2,320m) |
| 公用語 | ゾンカ語(学校教育は主に英語) |
| 宗教 | チベット仏教(大乗仏教のドゥク派が中心)、ヒンドゥー教 |
| 通貨 | ニュルタム(Nu)。インド・ルピーと等価 |
| 時差 | 日本より3時間遅い |
ブータンの首都ティンプー
ブータンの首都はティンプーです。1955年にプナカから首都機能が移り、1961年に正式な首都となりました。標高約2,320mの谷にある町で、国王の執務室と僧院が置かれたタシチョ・ゾン、国立記念チョルテン、巨大なブッダ・ドルデンマ像などが見どころです。信号機がない首都としても知られています。
国際空港は首都ではなく、車で約1時間のパロにあります。多くの旅行はパロから始まり、ティンプー、プナカと回ってパロに戻ります。詳しくはブータン旅行ガイドをご覧ください。
ブータンの言語と宗教
憲法でブータンの国語と定められているのはゾンカ語です。東部ではシャチョップ語(ツァンラ語)、南部ではネパール語系のロツァムカ語なども話されています。学校の授業は主に英語で行われるため、観光地やホテルでは英語がよく通じます。日本語が通じる場面はほとんどありません。
宗教はチベット仏教が中心です。憲法は仏教を「ブータンの精神的遺産」と位置づけ、国王を「すべての宗教の保護者」としています。米国務省の2022年報告によると、人口の約75%が仏教徒、約23%がヒンドゥー教徒です。ゾン(城塞兼僧院)やラカン(寺院)は今も信仰の場で、旅行者も服装などのマナーを守って見学します。
ブータン国旗の意味
ブータンの国旗は、右下がりの対角線で黄色とオレンジ色に分けられ、中央に白い龍(ドゥク=雷龍)が描かれています。憲法の付属書によると、意味は次のとおりです。
- 黄色:国王が担う世俗の伝統
- オレンジ色:仏教、特にカギュ派とニンマ派の精神的な伝統
- 白い龍:国名「ドゥク・ユル(雷龍の国)」と、国民の汚れのない忠誠心
龍が爪でつかんでいる宝玉は、国の豊かさと人々の安全を表すとされています。現在のデザインは1969年に定まり、1972年に国会で国旗に関する規則が採択されました。
ブータン旅行の基本ルール
ブータンは「高価値・少人数(High Value, Low Volume)」の観光政策をとっており、旅行のしかたが他の国と少し違います。
- SDF(持続可能な開発料):外国人旅行者は1泊あたり100米ドルを支払います(2027年8月31日まで)。
- 公認ガイドの同行:滞在中は常に政府公認のガイドが同行する必要があります。
- ビザ:日本のパスポートでもビザが必要です(40米ドル、オンライン申請)。
- 直行便なし:日本からの直行便はなく、バンコクなどで乗り継ぎます。
費用の目安はブータン旅行の費用、ルートはブータンへの行き方、ツアーはブータンツアーで詳しくご紹介しています。